スポンサーリンクB

同世代の就職氷河期の被害者への助成金



就職氷河期世代の30代後半から40代の再就職を助成するために政府で助成金の検討が始まったようです。
具体的にはまだ固まっていませんが、就職氷河期世代で転職経験が5回ほどある人を正社員として雇い入れた場合、50万程の金額を助成金として企業に支払おうとしています。

30代後半から40代といえば企業の最前線で指揮を振るう一方、家庭でも子育てに奮闘しながら家族を養っていくべき立場です。

わたしもそのひとりです。
しかしそうではない層もいます。
タイトルにもある就職氷河期の被害者です。

1990年代後半から2000年台前半は就職氷河期と言われました。
バブル崩壊後の不況に苦しんだ日本の企業は短期的な視点で新卒採用数を絞り込みました。

1990年前半は大卒の就職率は80%を超えていました。
最近も好景気と少子高齢化もあり売り手市場です。
直近の2016年などは97%とも言われていますね。

しかしわれわれの世代の大卒就職率は60%を割り込んでいます。
3人にひとりは就職していません。
正社員以外も就職率にはカウントされるので正社員率はもっと低いです。

見方は二種類あると思います。
生まれた年代の違いによっては普通に就職できたはずなんだから、かわいそう。
60%の人間は就職できているのだから、その60%に入る努力をしなかったんだから
自業自得。

両極端ですね。
60%で分けられたふたつのグループはその後も両極端です。

かたや就職氷河期の採用数抑制のあおりを受け、前後の世代より厳しい環境に置かれた層。
その層は現場で経験値をどんどん貯め、前後の世代よりも早く成長しました。
先輩を悠々追い越し、後輩の追随を許さない。
現在でも最前線で指揮を振るっているのはこの世代です。

でも途中でついていけなくなった場合、そのステージにはたどり着けません。
次で説明するもう一方の層と合流します。

一方、就職氷河期の被害者は正社員で採用されず、中途半端な存在になってしまった層もいます。
この層は現場で指示を常に受ける側です

契約社員ならばまだマシですが、アルバイトなどの場合完全にただの駒になりまし
考えて行動することは求められず、言われたことを忠実にこなすことを求められます。
スピードと正確性以外は求められません。

しばらくすると報酬に関しての焦りが出てきて、『このままじゃいけない』と一念発起して正社員を目指します。
しかし前述の通り、言われたことを忠実にこなすことしかできませんので、年齢の割に全く使いものになりません。
同じ使えないであれば新卒を採用して使えるように育てた方がいいです。
ちょうどその頃景気も回復しつつあり、企業側も就職氷河期が原因の年齢ピラミッドの歪さに気づき新卒の採用数を増やしていた時期とも重なります。

同じ世代に生を受けながらも就職氷河期によって大きく人生は変わりました。
そんな世代を救済する目的で政府が助成金を検討しているようです。
確かに同世代として、年代の煽りを喰った層は真横で見ています。
厳しい現実を目の当たりにしてきましたが、彼・彼女らにも問題はあります。

どんな状況であろうと最善を尽くしたか否かを問いたいです。
おそらく言い訳を始めるでしょう。
就職氷河期のせいにしがちです、でもそれは自分の力ではどうすることもできない、大きな時代のうねりです。
一方で自分でできることをしっかりやっていたかというと、やっていないはずです。

われわれが人手不足を理由に振りかけられた多大なる業務をこなしている最中に、アルバイト終わりにゲームしたり、漫画読んでたりしてましたよね。
『いつかいいことあるさ』なんてのんきにのほほんと20代を過ごしまたよね。

もしかしたら待ちに待った『いつかいいことある』のいつかなのかもしれませんよ。
その準備はできてるんですか?
同世代として心の中では心配しています。
もう一度そっちの層から出るためにもがいてみましょうよ。

あなたはいつまで言い訳をするんですか?



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする